「無印良品の家」と検索すると、「ボロボロ」「後悔」「寒い」といったネガティブな言葉も出てくるので、少し不安になってしまった人も多いのではないでしょうか。
洗練されたデザインや「感じ良い暮らし」というコンセプトに強く惹かれつつも、一生に一度の大きな買い物だからこそ、失敗は絶対に避けたいと感じますよね。
そこでこの記事では、ネット上の後悔の声の理由から、実際に住んでいる人が直面しがちな「音・ニオイ問題」「想定外の費用」「メンテナンスの手間」といった後悔ポイントを深掘りします。
先に結論を言うと、悪い評判やネガティブな口コミは、特殊なケースや、大げさな誇張が多分に含まれているものと考えてよいと思われます。
ネット上の口コミや評判はどうしても悪いものが目立ってしまうものです。
悪い口コミが一部あるにせよ、おすすめできる会社と言って間違いないでしょう。
ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
本文に入る前に、これから家づくりを考えている人や、現在進行形でハウスメーカーを探し始めている人に、後悔しない家づくりのための最も重要な情報をお伝えします。
早速ですが、質問です。
家づくりで一番大切なこと、それはなんだと思いますか?
おそらく間取りや予算と考える人も多いかもしれませんね。
ですが実は、家づくりで最も大切なこと、それは「気になっているハウスメーカーのカタログを、とりあえず全て取り寄せてしまうこと」なんです。
カタログを取り寄せずに住宅展示場に行き、営業マンの言葉巧みな営業トークに押されて契約を結んでしまうのは最悪なケースと言われています。
住宅展示場に行ってその場で契約をしてしまった人の中には、「もしもカタログを取り寄せて比較検討していたら、同じ間取りの家でも300万円安かったのに・・・」と後悔する人が本当に多いんです。
このように、もう少し時間をかけて情報収集をしていればもっと安くマイホームを建てられていたのに、場合によっては何百万単位の損をして後悔してしまうこともあります。
だからこそ、きちんとした情報収集をせずにハウスメーカーを選ぶのは絶対にやめてください。
そんなふうに後悔しないようにハウスメーカーのカタログを取り寄せて比較検討することが最も重要なんです。

そうは言っても、気になるハウスメーカーはたくさんあるし、どうやって情報を集めたらいいのかわからない・・・
そう思ってしまう人もいるでしょう。
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それでは本文に入っていきましょう!
無印良品の家でよくある後悔ポイント

無印良品の家が持つ洗練されたデザインと高性能という魅力。
しかし、実際に暮らし始めてから「こんなはずではなかった」と感じる後悔ポイントもあるようです。
ここでは購入者が直面しがちな具体的な後悔ポイントを掘り下げていきます。
【音の問題】なぜ音がこれほど響くのか?
この音問題の背景には、複数の構造的要因が絡み合っています。
まず、物理的に壁やドアが少ないため、音を遮るものがありません。
リビングの話し声やテレビの音は、吹き抜けを伝ってダイレクトに2階へ届きます。
さらに、近年の住宅トレンドである高気密・高断熱仕様も音の響きやすさに影響します。
隙間が少ない家は外部の騒音をシャットアウトする一方で、内部で発生した音を外に逃さず、反響させやすい性質があるのです。
加えて、内装が漆喰や無垢材といったシンプルな仕上げで、吸音効果のあるカーテンやカーペットを多用しないデザインであることも、音が反響しやすい一因と考えられます。
モデルハウスの静かな環境では想像しにくい、リアルな生活音のストレスは多岐にわたります。
- 家族間の生活リズムのズレ: 「夫の帰宅が遅く、深夜の食事やシャワーの音が気になって眠れない」「早朝に起きる家族の目覚ましアラームで、全員が起こされてしまう」「受験生の子供が勉強に集中したいのに、階下の生活音が気になってしまう」
- 子育て世代の悩み: 「赤ちゃんの夜泣きが家中に響き渡り、他の家族も寝不足になる」「子どもがリビングで走り回るドタバタという足音が、頭の上から常に聞こえてくる」
- プライバシーの欠如: 「来客時の会話が2階まで筒抜けで、プライベートな話がしづらい」「夫婦喧嘩の声が子ども部屋に丸聞こえになってしまう」
ニオイの拡散
音と同様に、ニオイもまた家全体を巡ります。
高性能な24時間換気システムは空気の清浄化に貢献しますが、強いニオイの発生源に対しては万能ではありません。
特に、キッチンで調理する焼肉や焼き魚、カレーといった料理のニオイは、あっという間に拡散し、2階の寝室に干している洗濯物やクローゼットの衣類にまで染み付いてしまうことがあります。
ペットを飼っている家庭では、ペットトイレのニオイ対策もよりシビアに考える必要があります。
開放感と引き換えに、音とニオイのプライバシーレベルが低下する可能性を、契約前に家族全員で共有し、許容できる範囲かどうかを真剣に検討することが不可欠です。
パッシブデザインの問題点
「光と風を味方につける」というパッシブデザインの思想に基づき、無印良品の家は大きな窓を効果的に配置し、自然エネルギーを最大限に活用することを目指しています。
しかし、この設計思想が、立地条件や季節によっては大きなデメリットに転じることがあります。
パッシブデザインは、太陽の光や熱、風といった自然の力を設計に取り入れ、快適な住環境を創り出す手法です。
しかし、この手法が最大限に効果を発揮するには、敷地の向き、周辺の建物との距離、地域の気候特性といった諸条件を緻密に計算する必要があります。
例えば、隣家が近接している都市部では、期待したほどの採光や通風が得られないばかりか、隣家の壁からの反射光で予期せぬまぶしさに悩まされるケースもあります。
単に「南側に大きな窓を設ければ明るくて暖かい」という単純な考え方では成り立たないこともあります。
無印良品の家にしてよかった5つの成功ポイント

無印良品の家には、もちろん魅力も存在します。
ここでは、無印良品の家を選んで「本当に良かった」と感じられる成功ポイントを深掘りしていきます。
ライフステージに対応する空間の可変性
多くの住宅が建てた瞬間の「正解」に縛られがちな中、無印良品の家は未来の「変化」をあらかじめ設計に組み込んでいます。
この可変性を実現している技術思想が「スケルトン&インフィル(S&I)」です。
これは、建物の寿命を支えるスケルトン(構造躯体)と、暮らしの変化に合わせて変更可能なインフィル(内装・設備)を明確に分離する考え方です。
無印良品の家では、強固なSE構法(後述)によって、柱と梁だけで地震に耐える強靭な「ラーメン構造」を木造で実現しています。
これにより、室内に構造上必要な壁(耐力壁)をほとんど設ける必要がありません。
この可変性は、家族のライフステージのあらゆる局面で効果を発揮します。
- 子育て期: 新婚当初は広々としたワンルームとして使い、子どもが生まれればベビーベッドスペースを家具で緩やかに仕切る。小学生になれば、2部屋に分けられるよう下地や照明をあらかじめ計画しておき、最小限の工事で子ども部屋を2つ作る。
- 働き方の変化: リモートワークが主流になれば、リビングの一角に可動式のパーテーションで集中できるワークスペースを新設する。
- 趣味の深化: 子どもが独立した後、夫婦二人の暮らしに戻れば、間仕切りをすべて取り払い、広大なワンフロアを確保。一方をアトリエやシアタールームとして贅沢に使う。
- 二世帯同居の可能性: 将来的に親との同居が必要になった際も、1階部分を親世帯のプライベート空間として区切るなど、大規模な増改築なしで対応できる可能性があります。
このように、無印良品の家は「完成品」ではなく、家族と共に成長し、変化していく「プラットフォーム」としての価値を提供します。
国内トップクラスの断熱性能と快適性
開放的なデザインは、「夏は暑く、冬は寒い」というネガティブなイメージを持たれがちです。
しかし無印良品の家は、そのイメージを覆す国内トップクラスの断熱性能を標準で備えており、デザインと快適性を見事に両立させています。
住宅の断熱性能は「断熱等級」という7段階の指標で示されます。
2025年に全ての新築住宅に義務化される基準は「等級4」ですが、無印良品の家はそれを遥かに凌ぐ「等級6」を標準仕様としています。
これは、より厳しい省エネ基準である「ZEH(ゼッチ)」レベルを上回る性能であり、住宅性能表示制度における最高等級「等級7」に迫る極めて高い水準です。
この性能は、国が推奨する室温の目安(冬18℃以上)を、過度な冷暖房に頼らずに維持できるレベルを意味します。
多くのハウスメーカーではオプション扱いとなるこの高性能を標準としている点に、快適な暮らしへの強いこだわりが表れています。
強固なSE構法と耐震性
デザインや快適性もさることながら、住宅の最も根源的な価値は「家族の命と財産を守る」ことです。
無印良品の家は、この点において極めて高い安全性を備えています。
無印良品の家が採用する「SE構法(Safety Engineering構法)」は、体育館や商業施設といった大規模な木造建築物のために開発された、いわば木造建築技術の最高峰です。
その特徴は以下の通りです。
- 高精度な構造用集成材: 柱や梁には、強度や品質が明確に管理されたJAS認定の「構造用集成材」のみを使用。無垢材のような反りや割れ、強度のばらつきが極めて少ないのが特徴です。
- 独自のSE金物による剛接合: 柱と梁の接合部には、独自開発された高強度の「SE金物」を使用し、特殊なボルトで緊結します。これにより、接合部が地震時に変形しにくい「剛接合」となり、鉄骨造のラーメン構造に匹敵する強靭な骨格を形成します。従来の木造住宅(木材を削って組み合わせる仕口加工)で弱点とされてきた接合部の強度を、飛躍的に高めています。
このSE構法により、耐震性を確保しながら、柱や壁の少ない大空間・大開口を実現するという、相反する要素の両立を可能にしているのです。
普遍的でミニマルなデザイン
無印良品の家は、単なる住宅商品ではなく、家具や雑貨を含めた「暮らしのプラットフォーム」として設計されています。
このトータルコーディネートが可能な世界観は、他社には真似のできない唯一無二の強みです。
この完璧な調和の秘密は、設計の基準寸法となる「モジュール」にあります。
無印良品の家は、日本の伝統的な建築寸法である「尺モジュール(1尺=約30.3cm)」を基本としています。
そして驚くべきことに、無印良品で販売されている収納用品の多くも、この尺モジュールを意識して設計されているのです。
これにより、例えばスタッキングシェルフを柱と柱の間に設置すると、まるで造り付け家具のように隙間なくピッタリと収まります。
この「シンデレラフィット」は、空間に無駄を生まず、見た目にも非常に美しい統一感をもたらします。
家を建てた後に、収納したいモノに合わせて家具を探し回るストレスから解放されるのです。
また家づくりにおいて、多くの人が頭を悩ませるのがインテリアコーディネートです。
無印良品の家は約7,000アイテムにも及ぶ無印良品の家具、収納、カーテン、家電、生活雑貨は、すべてが家のデザインと調和するように作られています。
そのため、インテリアに自信がない人でも、無印良品のカタログや店舗を参考にアイテムを選ぶだけで、誰でも簡単におしゃれで統一感のある空間を作り上げることができます。
定期点検と充実の保証制度
家は、建てて終わりではありません。
むしろ、引き渡しを受けてからが本当の付き合いの始まりです。
無印良品の家は、長期にわたる安心を約束する手厚いアフターサポート体制を構築しています。
無印良品の家では、引き渡し後10年間で合計5回(6ヶ月、1年、2年、5年、10年)の無償定期点検を実施しています。
これは、法的に義務付けられたものではありません。
専門のスタッフが訪問し、建具の建て付け調整、水回りの動作確認、外壁や基礎の状態チェックなど、多岐にわたる項目を点検します。
これにより、住んでいるだけでは気づきにくい不具合を早期に発見し、大きなトラブルに発展する前に対処することが可能です。
また、日々のメンテナンスに関する相談にも乗ってもらえるため、家を最適な状態に保つためのパートナーとして、長期的に寄り添ってくれる安心感があります。
無印良品の家|商品ラインナップと価格の分析

無印良品の家は、単一の商品を売るのではなく、多様化する現代のライフスタイルや敷地条件に対応するため、明確なコンセプトを持つ複数の商品ラインナップを展開しています。
4つの主要商品ラインナップ
無印良品の家が提案するのは、単なる「箱」ではなく、4つの異なる「暮らし方」です。
それぞれの個性を深く理解することで、自分たちの理想の暮らしに最もフィットする選択肢が見えてきます。
木の家
「木の家」は、無印良品の家の思想を最も純粋に体現した、ブランドの象徴的存在です。
「家族のつながり」と「暮らしの可変性」を最大限に重視し、家全体を壁で細かく仕切らない広大な一室空間として設計されています。
吹き抜けを通じて1階と2階が緩やかにつながり、どこにいても家族の気配を感じられる、オープンで温かみのある暮らしを提案します。
また、玄関脇に設けられることが多い「土間」は、アウトドア用品の収納やDIYの作業場、子どもの遊び場など、内と外をつなぐ多目的な緩衝空間として、暮らしに豊かさをもたらします。
家族間のコミュニケーションを大切にし、ライフステージに合わせて間取りを柔軟に変えていきたいと考えるファミリー層に最適です。
その開放的な設計思想を最大限に活かすためには、ある程度の広さと、隣家との距離が確保できる郊外の敷地でこそ真価を発揮します。
窓の家
世界的建築家・隈研吾氏の監修のもと、「窓」を単なる採光や換気のためのパーツではなく、暮らしの主役として捉え直したのが「窓の家」です。
最大の特徴は、壁の好きな場所に、好きな大きさの窓を自由に配置できること。
これにより、庭の木々や遠くの山並み、美しい空の色を絵画のように切り取る「ピクチャーウィンドウ」を創り出すことができます。
光の入り方や風の通り道を緻密にデザインし、季節や時間の移ろいを室内に取り込む、感性豊かで詩的な暮らしを提案します。
周囲の環境や自然とのつながりを大切にし、日々の暮らしの中に美しさや心地よさを見出したいと考える人に向いています。
景色が良い場所はもちろん、都市部の住宅密集地でも、隣家の壁や空の一部を切り取ることで、プライバシーを確保しつつ効果的に光を取り入れるといった工夫が可能です。
陽の家
「陽の家」は、ワンフロアで生活が完結する平屋建てのモデルです。
コンセプトは「庭とつながる、おおらかな暮らし」。リビングに設けられた壁一面の大きな全開口サッシを開け放つと、室内の床とウッドデッキが段差なくフラットにつながり、内と外が一体化した広大な生活空間が生まれます。
家事動線がシンプルで効率的、かつ階段の上り下りがないバリアフリー仕様は、子育て世代からシニア世代まで、あらゆる年代にとって安全で快適な暮らしを提供します。
豊かな庭との暮らしを楽しみたい人、将来を見据えて長く安心して住める家を求める人に最適です。
平屋は建築面積が広くなるため、比較的広い敷地が必要となりますが、その分、空を広く感じられる贅沢な暮らしが手に入ります。
縦の家
「縦の家」は、地価の高い都市部の狭小地という厳しい制約の中で、いかに豊かで快適な暮らしを実現するか、という課題への回答です。
限られた面積を最大限に活用するため、フロアを半階ずつずらして配置する「スキップフロア構造」を採用。
階段の踊り場を一つの居場所として捉え、6つの異なる高さを持つ「ポーション」と呼ばれる空間を立体的につなげることで、縦方向への広がりと変化に富んだ生活空間を生み出します。
職場や学校へのアクセスを重視し、都市部での暮らしを望むファミリー層が主なターゲットです。
間口が狭く奥行きのある、いわゆる「うなぎの寝床」のような敷地でも、そのポテンシャルを最大限に引き出すことができます。
坪単価の目安と総費用(30坪換算)
無印良品の家の価格を語る上で、「坪単価60万円~」といった表面的な数字だけを見るのは非常に危険です。
実際に家を建てるために支払う総額は、その数字から大きく膨れ上がります。
ここでは、そのカラクリとリアルな費用感を徹底解剖します。
住宅業界で使われる「坪単価」には明確な定義がなく、ハウスメーカーによって含まれる費用範囲がバラバラです。
一般的に広告などで提示される坪単価は、最も安く見せるための「本体工事費」のみを延床面積で割ったものであるケースがほとんどです。
しかし、実際に家を建てて住める状態にするには、大きく分けて3つの費用が必要になります。
- 本体工事費 (全体の約70%~75%): 建物そのものを作るための費用。基礎工事、構造躯体、屋根、外壁、内装、基本的な設備(キッチン、バス、トイレ)などが含まれます。
- 付帯工事費 (全体の約20%~25%): 建物本体以外に必要な工事費用。これが見積もりを見て驚く最大の要因です。
- 諸費用 (全体の約5%~10%): 工事以外で発生する各種手続きや税金、保険などの費用。
後悔しないためには、以下の費用が別途必要になることを必ず念頭に置いて資金計画を立てましょう。
主な付帯工事費の内訳
- 屋外給排水工事 (約50~100万円): 敷地内の水道管や排水管を、公道の下にある本管に接続する工事。
- 外構・造園工事 (約100~300万円): 駐車場、門、フェンス、植栽など、建物の外回り全体の工事。こだわるほど高額になります。
- 地盤改良工事 (約50~150万円): 地盤調査の結果、地盤が弱いと判断された場合に必要な補強工事。土地によっては不要な場合もあります。
- 照明・カーテン工事 (約50~100万円): 照明器具やカーテンレールの購入・取り付け費用。
- 解体工事費 (約100~200万円): 建て替えの場合に、既存の建物を解体・撤去する費用。
主な諸費用の内訳
- 登記費用 (約30~50万円): 土地や建物の所有権を登録するための費用(司法書士報酬含む)。
- 住宅ローン関連費用 (借入額による): 保証料、事務手数料、印紙税など。
- 火災・地震保険料 (約30~60万円/10年): 万が一に備えるための保険料。
- 各種税金: 不動産取得税、固定資産税、契約書の印紙税など。
実際のシミュレーション
それでは、30坪の「木の家」を建てる場合を例に、リアルな総費用を計算してみましょう。
- 本体工事費: 坪単価75万円と仮定 → 30坪 × 75万円 = 2,250万円
- 付帯工事費: 本体工事費の25%と仮定 → 2,250万円 × 0.25 = 562.5万円
- 諸費用: 本体工事費の7%と仮定 → 2,250万円 × 0.07 = 157.5万円
- オプション費用: こだわりに応じて変動 → 仮に150万円
- 合計(建築総費用): 2,250 + 562.5 + 157.5 + 150 = 3,120万円
このように、坪単価の計算だけでは見えてこない、約870万円もの追加費用が発生する可能性があるのです。
※当サイトの参考価格2,925万円〜3,705万円は、この計算に基づいています。
契約前には必ず詳細な資金計画書を提示してもらうようにしてくださいね。
後悔・失敗を回避する契約前の対策

無印良品の家で理想の暮らしを実現するためには、その魅力と潜在的なリスクの両方を深く理解し、計画段階から入居後に至るまで、先回りして対策を講じることが不可欠です。
契約前の徹底的な情報収集とパートナー選び
家づくりの成否は、契約前の準備段階で9割が決まると言っても過言ではありません。
特に、施工品質が加盟店に委ねられるフランチャイズ方式の無印良品の家では、「どの会社に建てもらうか」というパートナー選びが、設計図以上に重要となります。
下記の行動を取ることでより良いパートナーを選ぶことができます。
- 建設中の現場見学を申し出る: 良い工務店は、自社の仕事に自信を持っているため、施主の許可を得た上で建設中の現場を見せてくれるはずです。現場では、以下の点を自分の目でチェックしましょう。
- 完成見学会・入居者宅見学会には最低3回参加する: 1つの物件だけでは、その会社の実力は判断できません。異なる間取り、異なる立地条件の物件を複数見ることで、その会社の提案力や施工の安定性が見えてきます。特に、実際に生活している人の声が聞ける入居者宅見学会は情報の宝庫です。「住んでみて良かった点」だけでなく、「正直、ここはこうすれば良かったと思う点」といった本音を引き出すことができれば、自分たちの計画に活かせる貴重な教訓となります。
- 第三者の専門家(ホームインスペクター)の活用を検討する: 契約前や建築中に、第三者の専門家であるホームインスペクター(住宅診断士)に同行してもらうことも有効な手段です。自分では見抜けない構造上の問題や施工の甘さをプロの目でチェックしてもらうことで、大きな安心感を得られます。
- 「価格タグ」で総額の概算を掴む: 無印良品の家では、モデルハウスに価格や仕様が明記された「価格タグ」が設置されています。まずはこのタグを写真に撮り、「この金額には何が含まれていて、何が含まれていないのか?」を徹底的に質問しましょう。「外構費」「地盤改良費」「諸費用」を含めた総額の見込みを、この段階で必ず確認します。
- 「標準仕様書」を取り寄せ、熟読する: 「標準仕様」と一口に言っても、キッチンやお風呂のグレード、床材の種類、壁紙の材質など、その内容は多岐にわたります。モデルハウスで魅力的だと感じたものが、実は高価なオプションだったというケースは日常茶飯事です。「このキッチンは標準ですか?」「この無垢材の床はオプションですか?その場合、いくらプラスになりますか?」と、一つ一つ具体的に確認し、自分たちが求める仕様にした場合のリアルな見積もりを作成してもらうことが重要です。
- 弱点や代替案に気づく: 逆に、「こちらの会社は間取りの自由度が高いな」「この設備の方が我が家のライフスタイルに合っているかもしれない」といった、無印良品の家では実現が難しいことや、新たな可能性に気づくきっかけにもなります。
- 価格の妥当性を判断する: 同様の仕様・性能で見積もりを比較することで、提示されている価格が市場の相場と比べて妥当なものなのかを判断する物差しになります。
この比較検討のプロセスを経ることで、最終的に無印良品の家を選んだ際の納得感が格段に高まり、後悔の芽を摘むことができるのです。
間取り・プライバシー対策
開放感を出しつつ、そのデメリットをいかに克服するかが、満足度を左右する重要なポイントです。
間取りやプライバシーの対策として下記のようなポイントが挙げられます。
- ゾーニングの工夫: 寝室や書斎といった静けさを求める空間は、リビングやキッチンといった音の発生源から物理的に距離を離して配置する、あるいはクローゼットなどを間に挟むといった間取りの工夫を検討します。
- 吸音素材の活用: 設計段階で、壁や天井の一部に吸音効果のある素材(有孔ボードや吸音パネル、布製の壁紙など)を採用することを相談してみましょう。入居後でも、厚手のカーテンやラグ、ファブリックパネル、本棚にぎっしり本を並べることなどで、音の反響を効果的に抑えることができます。
- 建具の性能: 寝室のドアだけでも、気密性の高いものや、アンダーカット(ドア下の隙間)のない仕様に変更することで、音漏れをかなり軽減できます。
- 下地補強と配線計画: 将来、壁を立てて部屋を仕切る可能性がある場所には、あらかじめ壁の裏に合板などの「下地」を入れておいてもらいましょう。これにより、後から棚を取り付けたり、間仕切り壁を固定したりするのが容易になります。同様に、照明のスイッチやコンセントも、部屋を2つに分けた場合の使い方を想定して配置しておくことが肝心です。
- 予算の確保: 将来の間仕切り工事にいくらくらいかかるのか、概算費用を設計段階で確認し、資金計画に盛り込んでおくと安心です。
- 軒(のき)・庇(ひさし)の最適化: 夏の高い太陽光は遮り、冬の低い太陽光は室内に取り込む。このパッシブデザインの基本を実現するために、軒や庇の出の長さを、専門家と相談しながら方位ごとに最適化しましょう。
- 外付けブラインド・シェードの採用: 窓の内側にあるカーテンよりも、外側で日差しを遮る方が、室温の上昇を抑える効果が格段に高いことが分かっています。電動の外付けブラインドやオーニング(可動式の日よけ)は初期費用がかかりますが、夏の冷房費を大幅に削減できるため、長期的に見れば非常に有効な投資です。
- 植栽計画: 窓の近くに落葉樹を植えるのも、賢い方法です。夏は葉が茂って木陰を作り、冬は葉が落ちて暖かい日差しを室内に届けてくれます。
収納と生活感対策
シンプルで美しい空間を維持するためには、緻密な収納計画が生命線となります。
生活感の出るモノをいかに隠し、美しく整理するかを、設計段階から徹底的に考え抜きましょう。
設計に入る前に、まずは家族全員の持ち物をリストアップし、「どこに」「何を」「どれだけ」収納する必要があるのかを徹底的に洗い出します。
- カテゴリー分け: 衣類、書籍、食器、調理器具、食品ストック、掃除用具、趣味の道具、季節用品(扇風機、雛人形など)といったカテゴリーに分け、それぞれの量(段ボール何箱分か、棚何段分かなど)を把握します。
- 使用頻度で分類: 「毎日使うもの」「週に1回使うもの」「年に数回しか使わないもの」というように使用頻度で分類し、それぞれに適した収納場所(取り出しやすい場所、奥まった場所など)を考えます。
また無印良品の家の最大の強みは、自社の収納用品との完璧な互換性です。
これを最大限に活用しない手はありません。
- スタッキングシェルフを壁として使う: 例えば、リビングとダイニングの間にスタッキングシェルフを置くことを前提に、そのサイズに合わせてコンセントの位置を計画するなど、家具を「間仕切り」や「壁」の一部として設計に組み込みます。
- クローゼットやパントリーの内部設計: クローゼットやパントリーの内部に、ポリプロピレン収納ケースやファイルボックスが何個ピッタリ収まるかをシミュレーションし、棚の奥行きや高さを無駄なく設計してもらいましょう。これにより、市販の収納用品がうまく収まらずにデッドスペースが生まれる、といった失敗を防げます。
美しい空間を保つ秘訣は、見せたいもの以外は徹底的に隠すことも重要です。
下記のような対策があります。
- ファミリークローゼットの導入: 家族全員の衣類を一か所にまとめて収納できるウォークスルークローゼットなどを設けることで、各部屋にタンスを置く必要がなくなり、空間がスッキリします。
- パントリー(食品庫)の充実: キッチン周りに散らかりがちな食品ストックや、使用頻度の低い調理家電などをまとめて収納できるパントリーは、キッチンの生活感をなくすために非常に有効です。
- 土間収納の活用: ベビーカーやアウトドア用品、資源ゴミなど、室内には持ち込みたくないけれど外に置いておきたくないモノを収納するスペースとして、玄関脇の土間収納は重宝します。
これらの大型集中収納を適切に配置することで、日々の片付けの負担が劇的に軽減され、常にモデルハウスのような美しい状態をキープしやすくなります。
無印良品の家が「向いている人」と「向いていない人」

ここまで、無印良品の家の光と影、その構造的な魅力と潜在的なリスクについて、多角的に掘り下げてきました。
最後に、無印良品の家がどのような人に向いていてどのような人に向いていないのか確認しましょう。
無印良品の家が向いている人
例えば具体的に下記のような人が向いています。
- 30代の夫婦と小学生の子どもが一人。日頃から無印良品の衣類や食品、文房具を愛用し、そのシンプルで誠実なものづくりに共感している。
- 理想の暮らしは、SNSで見るような「#丁寧な暮らし」。休日は家族でDIYを楽しんだり、庭で育てたハーブで料理をしたりすることに喜びを感じる。
- 家は「完成品」を買うのではなく、自分たちの手で少しずつ手を加えながら、家族の歴史を刻んでいく「器」であってほしいと願っている。
無印良品の家が向いていない人
一方で、もしあなたが以下のような価値観を持つ「オーナー」タイプであるならば、無印良品の家はあなたの期待に応えられず、ストレスの原因になってしまうかもしれません。
- 40代の共働き夫婦と、プライベートを重視する思春期の子どもが二人。日々の仕事が忙しく、家では誰にも邪魔されず、心からリラックスできる時間を何よりも大切にしている。
- インテリアには強いこだわりがあり、イタリア製のデザイナーズソファや北欧のヴィンテージ家具など、厳選したアイテムで自分だけの個性を表現したい。
- 家事やメンテナンスは、最新の設備や手間のかからない素材を駆使して、できる限り効率的に、スマートにこなしたいと考えている。
まとめ
この記事では、無印良品の家の後悔ポイントからメリットまで解説してきました。
この記事で得た知識も参考にしながら、ぜひ実際のモデルハウスや入居者宅へ足を運び、自分の目と耳で確かめてください。
そして、必ず他社とも比較検討すしてみてくださいね。
この記事が少しでもあなたの理想の家づくりの参考になれば嬉しいです。



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